世の中にはまだまだすごい人がいるもんや、ダンサー 田中泯という人。

なんやろ、そなんや、あの龍馬伝で吉田東洋を演じた人やったんやな。あの時、この吉田東洋を演じている人はいったい誰なんかな、こんな俳優知らんけど、この人誰やろ、えらいカッコええな、と思ったまま月日は流れ、約5年。

ダンサー 田中泯という人であることが、2016年1月1日、昨日判明しました。NHKの番組を何気なく見ていたら、「泯さん」という70歳になるダンサーが南太平洋のバヌアツに出掛け、その火山のマグマを体感するという果敢なドキュメンタリーを放映していて、そこで知りました。

感じること、身体で、こころで感じること。それをそのまま踊りで現す。場踊り、と呼んでました。つまりその時その場で感じることがすべて。火山の噴火口で、地球のマグマを体感しながら、自らのマグマを呼応させて、溶け合って一体となり、彼は踊っていました。

何というか、彼によって紡ぎ出される言葉がほとんど、哲学者のものであるので、ああ、そうなんか、そういうことなんか、と思わざるを得ない。

風や、太陽の光や、湿度や、人々の視線や、ともに踊る仲間の息使いや体温や、短くとも長くとも生きてきたその経験や、その日その時の自分自身のコンディションによって踊りの質は変わる。

一瞬の想いで、そのエナジーで、たまたま交わした言葉で、柔らかな心で、鍛え抜かれた身体で、その時にしか存在しない何かが存在し得る。それがたまたまダンスだったりする。

田中 泯さんに会ってみたいな、と思いました。一条高校に来てくれないかな。

 

今日は実家へ。

最近実家に戻った時、JR島本駅から電車にのって、桂川イオンまで行くことが定番になりつつある。今日は30%OFFで青いシャツを購入しました。なかなか感じのよいシャツです。

わがふるさと、大阪の北の端、北摂の山々。交通の要衝でもある。

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